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人はいくつになっても、生きかたを変えることができます。
90歳を越えた医師から、あなたへの贈りもの

聖路加国際病院理事長・同名誉院長
日野原重明さんの『生きかた上手』

 雑誌『いきいき』の連載をまとめて1冊の本になりました。連載はいまも続いていますが、2000年5月号から2002年2月号までのお話を、構成をあらため収録しました。

 生と死、あるいは生きかたを思い考えることの重要性は、誰もが感じ指摘しますが、この本にはそれがきわめて明快に具体的に示されています。
 混沌としているようではっきりとしている、はっきりとしているようで混沌としている、そんな人生というものを生命をもつものとして見続けるお医者さまならではの核心と深い洞察力に満ちている、本にまとまってあらためてそう思います。

 死の瞬間、教育、老い……、どのお話も抽象論ではなく、人生をまっとうするのに必要な具体的な提案があります。それが、90歳という年輪、現場で働き続けた日野原先生ならではの力だと感じます。
 そうした力は、レベルの差こそあれ、高齢の人なら誰もが持ちえるものなのではないかと、これも先生にお会いして思うようになりました。
人が年をとるということは、人生を明快に把握することに近づくことだと感じるからです。

 この本を読んでくださったあなたが、もし私と同じ中年の方なら、私たちもそんな年寄りになりましょう。
もしあなたが若い方なら、これから出会う人々を見つめる目が少しずつ寛容になるのではないかと思います。
 そして、あなたがビジネスマンだったり、子育て中のお母さんなら、毎日を強く過ごす拠り所になるはずです。

 (『いきいき』編集長 片寄斗史子)     

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