ITの便利さ、まずは触れて NPO法人が格安講習

NPO法人「シニアネット大分」(井野敏彦理事長)が、マイクロソフトなどの支援を受けて高齢者や障害者などIT(情報技術)の利用機会が少ない人たちに格安でIT講習などを実施する「UPプログラム」が十月からスタートした。プログラムは世界六十五カ国で実施する予定で、日本では今のところシニアネット大分が唯一、実施する。メンバーは「プログラムを全国に広めていくためにもぜひ成功させたい」と張り切っている。

プログラムは、マイクロソフトが推進している社会貢献事業の一環。東京都にあるNPO法人「イー・エルダー」とシニアネット大分などが協力して、障害者、高齢者、介護が必要な人を抱えた主婦、過疎地で生活している人などにパソコンやインターネットの楽しみ方、サービスの利用法を指導。障害者の就職機会を拡大するための技術講習などもする。
シニアネット大分はメンバー約四百三十人。高齢者や障害者のためのパソコン教室も開いており、これまでのノウハウをプログラムに生かす。
講習は基本的なパソコンの操作から始め、年賀状を作ったり、ショッピングやインターネットバンキングなどができるようになるまで。大分市東春日町のハイパーネットワーク社会研究所のインターネットコミュニティールームを拠点とし、県内各地に講習拠点をつくりながら受講者を増やしていく。
講習会場に行けない人にはイー・エルダーが開発した遠隔講習ソフトを使って講習をする。二時間の講習を八回シリーズで、受講料は四千円。就職のためにパソコン技術を身に付けたい障害者には、名刺作成やデータ入力などの技術を指導する講習もする。
今月二日には、挾間町高齢者等就業支援センターで高齢者や主婦約二十人が基本的なパソコン操作を学んだ。 シニアネット大分でこのプログラムを担当する小森満治副理事長は「普段、パソコンに接する機会のない人に、ITの便利さを知ってもらう手伝いができれば。多くの人に受講してほしい」と話している。問い合わせはハイパーネット社会研究所(TEL097・537・8185)まで。

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