【日本―カメルーン】後半2分、ボールを奪い合う日本のFW高原=ビッグアイ

揺れた!ビッグアイ 大分決戦 ドロー/キリン杯サッカー

サッカーの国際親善試合キリン・チャレンジカップ、日本代表―カメルーン代表は十九日、ビッグアイで行われた。ジーコジャパンはドイツ・ワールドカップ(W杯)予選を前に、海外組を招集してほぼ最強の布陣。両チームとも相手ゴールキーパーを直撃するなど決定的なシーンが連続。三万八千六百二十七人で満員のビッグアイは大歓声で揺れた。試合は無得点で引き分けた。

スタンドは日本代表を応援するブルーのユニホームで埋まったが、昨年のワールドカップが縁でカメルーン共和国との交流が続く中津江村からは村民の三分の一に当たる約四百人の応援団がビッグアイに駆け付け、選手らに声援を送った。

動きよかった
ジーコ日本代表監督の話 攻守にわたって動きがよかった。チーム全体の形ができていた。最後まで何とかしよう、という気持ちが出ていたのは満足。意図したプレーも前以上にできるようになった。藤田のよさも生かされた。ベースは確実に出来上がっている。

満足のゲーム
シェファー・カメルーン代表監督の話 緊張感のある試合だった。新しい選手を起用したのでリズムをつかむのに苦労したが、いい経験を積ませることができた。試合全体としては満足している。

懸命にカメルーン代表を応援する中津江村の応援団(ビッグアイ)
勲章を授与される坂本休中津江村長(中央)

響く友情エール 中津江が「大移動」/キリン杯サッカー

「ニッポン、ニッポン」「カメルーン、チャチャチャ」。十九日夜、ビッグアイであったサッカーの国際親善試合キリン・チャレンジカップ、日本代表―カメルーン代表戦。客席を埋めた三万八千人を超す観客は、スピーディーでハイレベルな試合展開に熱狂、興奮。村民の三分の一が駆け付けた中津江村の大応援団も、エムボマ選手らに熱い声援を送った。

中津江村からカメルーンチーム応援のため、総勢約四百人の大応援団が駆け付け、アウエー側に陣取った。ジャパンブルー一色に染まったスタジアムの一角で、カメルーン国旗を模したチューリップハット姿で小旗を振り、声を張り上げた。ワールドカップで友情をはぐくんだ選手たちを後押しした。

一行は午後一時半、バス九台に分乗して中津江村を出発し、同四時すぎに到着。午前十時半から場所取りに並び、先に会場入りした同村青年団(長谷部伸弥団長)のメンバーを中心に、試合まで応援練習をした。応援方法は大分トリニータのサポーター組織、トリニスタに指南を仰いだ。キックオフが近づくにつれ、村民の熱気も高まった。

試合ではカメルーンチームが好機を得るたびに「行け、行け」の大声援。同青年団が用意し、村民らが応援の寄せ書きをした巨大なカメルーン国旗(横十メートル、縦八メートル)も登場。スタジアムをわかせた。

スタジアムでのサッカー観戦は初めてという、中津江村合瀬の農業江田五郎さん(76)は「何とすごい試合なのか。観戦できて感無量です」と喜んでいた。応援で声をからした同村栃野の橋本エリカさん(中津江小五年)は「生の試合はすごい迫力。機会があれば、またカメルーン代表を応援したい」と興奮を抑えきれない様子。

後半が始まり、応援席に広瀬知事と坂本休村長が相次いで姿を見せると、観客の声援は最高潮に達した。


坂本村長に勲章授与 拍手と歓声「大変恐縮」

試合開始に先立ち、カメルーン共和国から坂本休中津江村長に「カメルーンと日本の友好関係に多大な貢献があった」として「シュバリエ勲章」が贈られた。

授与式で、村民の約三十倍の観客が見守る中、坂本村長が姿を見せるとスタジアムは「オーッ」という歓声と拍手に包まれた。ンベラ・ンベラ・ルジューヌ駐日大使が坂本村長に勲章を贈った。

坂本村長は「両国の代表チームが戦う神聖なピッチで、このように偉大な勲章をいただき、大変、恐縮している。受章はカメルーン国民が中津江村民に親しみを持っていてくれていることの表れ。これからも友好を深めたい」と話した。

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