無許可営業でふぐ中毒
 
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別府の料理店、客2人が入院

県は5日、別府市石垣東の料理店「京屋味かつ」が無許可営業をしていた上、フグ中毒患者2人を出したと発表した。県中央保健所は同日までに、営業を直ちにやめるよう通知し、同店の溝部勝義経営者(52)を食品衛生法違反容疑で県警に告発することを検討している。無許可営業店舗での食中毒(フグ中毒を含む食中毒全般)は、県内で初めてのケース。

県食品安全・衛生課によると、フグ中毒になったのは別府市内の夫婦(男性65歳、女性54歳)。2日午後8時ごろ、同店でトラフグの刺し身、白サバフグの空揚げ、白子入りのクサフグのたたき、トラフグの肝を食べた。

3日午前零時ごろ、二人に口のしびれなどフグ中毒の症状が出た。救急車で別府市内の病院に運ばれ、入院して胃洗浄などの治療を受けた。手足のしびれや、言語障害も発症したが、現在は開放に向かっている。料理の内容と症状から、原因物質はフグ毒(テトロドトキシン)とほぼ断定した。

同じ日に、同じ種類の料理を食べた別の4人グループに症状は出なかった。

食品衛生法では、飲食店の営業をするには、当該地域の保健所長の営業許可を取らねばならないと定められている。県中央保健所の調べによると、同店は2000年7月に営業を始め、当時の経営者は営業許可を持っていた。01年、現在の溝部経営者が当時の経営者から経営権を譲り受けたが、その際に営業許可を取らないまま、現在まで営業を続けていた。

さらに、県の指導要綱で、フグ料理取扱者は当該地域の保健所長に営業施設を届け出ることが義務付けられているが、この届け出もしていなかった。

県食品安全・衛生課は「極めて悪質」と指摘している。

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