旭メディカルの「セルソーバ」 リウマチ治療にも適用 
大分工場「認知度高めたい」
 

旭メディカル(東京都千代田区)は今月から、大分工場(大分市里・植松信一製造所長)で生産する吸着型血液浄化器「セルソーバ」=写真=を、リウマチ治療目的で販売開始した。副作用が強い薬剤による治療とは異なる治療法として注目されそうだ。

セルソーバは不織布に血液を通すことによって、血液中の白血球などを除去する器具。自己免疫疾患の症状改善に効果がある。かいよう性大腸炎の治療用として厚生労働省の承認を受けていたが、リウマチ患者に対する臨床試験を経て、適用拡大の承認を得た。

リウマチは関節に炎症が起き、腫れや痛みが生じる病気。進行すると関節が変形する。治療には、副作用の強いステロイドが用いられてきた。

臨床試験で、セルソーバによって患者の血液からリウマチの発症に関与しているとみられる活性化した白血球を除去したところ、炎症や痛みを和らげる効果が確認された。さらに一度使用すると、効果がある程度持続するという特長があることも分かった。

大分工場は現在、同社の核事業である人工腎臓の組み立てが主力だが、多角的な血液浄化事業の展開を目指して研究を進めている。植松所長は「かいよう性大腸炎に比べ患者数が多いリウマチに適用範囲が拡大されたことで、生産量は増えるだろう。投薬治療ではなく、血液の体外循環でリウマチを治療することの認知度を高めたい」と話した。

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