日野大地君が大分合同本因坊になる
 
「思い通りに打てた」と語る日野大地君
(大分市の割烹百合)

15歳の中学生本因坊が誕生―。第47期大分合同本因坊戦の三番勝負が5日、大分市千代町の割烹(かっぽう)百合であり、最年少挑戦者の日野大地君(六段=大分東地区本因坊、岩田中学3年)が本因坊の阿部三好さん(五段=別府市、公務員)を破り、初の本因坊位の座に就いた。

第47期大分合同本因坊になった日野君は、今夏の少年少女囲碁全国大会中学生の部で二連覇を果たすなど、棋力は上り調子。三番勝負は、第一局が15目半、第二局は中押しと、本因坊の阿部さんに見事なストレート勝ち。日野君は「思い通りに打てた。あこがれの本因坊になることができてすごくうれしい」と、喜びを語った。

三番勝負は安部鋼一郎大分合同新聞常務取締役が開催あいさつ。先・後攻を決め、三室光弘審判長(日本棋院地方棋士七段)が対局上の注意。大塚喜明日本棋院県本部長の対局宣言に続き、阿部本因坊の先番で対局を開始した。大塚本部長と日本棋院県本部副本部長の牧野恭三さん、山中彦之さんが立会人を務めた。

今年は長い歴史の中で初めて中学生の挑戦者が出場するとあって、100人を超す囲碁ファンが会場に詰めかけた。三室審判長が別室で盤面の中継映像を見ながら大盤解説。打ち手を予想する「次の一手」の的中者には、大分合同新聞社から賞品が贈られた。

 一方、今年からインターネットの大分合同新聞ホームページ上でも対戦の行方を随時公開。リアルタイムで繰り広げられる熱戦に100件近いアクセスがあった。三番勝負の対戦経過は、9月末までホームページ(http://www.oita-press.co.jp/)で公開する。

【対戦経過】

▽第一局 本因坊の実利に対し、挑戦者の厚みの戦い。一手打った方が有利に見える均衡した形勢が延々と続いたが、結果として本因坊の慎重策が裏目となり、挑戦者が押し切って幸先よい一勝を挙げた。

▽第二局 挑戦者が黒番。黒の小ゲイマジマリに三々と、地に辛い布石でスタート。序盤、黒は右下隅で白を封鎖と、打ちやすい態勢。中盤は互いに相手の攻めをうかがいながらの進行になったが、やがて挑戦者がリード。終盤は本因坊の反撃であわやという一瞬もあったが、挑戦者がしのいだ。

[2004年09月06日09:25]

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