700万画素CCDに5倍光学ズームレンズ搭載の
クラシカルなOptio――Optio 750Z

「Optio750Z」は700万画素、光学5倍ズームとなるデジカメだが、アルミ合金のシルバーと、シボ革調のラバーを組み合わせることで、スペックだけでなくデザインにおいても高級感をうまく出している、クラシカルな雰囲気が独特のデジカメだ。
 

●高級感のあるデザイン

 「Optio750Z」は100(幅)×42(奥行き)×61.5(高さ)ミリと、このクラスのカメラとしてはコンパクトである。デザインもすっきりしているため、スペック以上に小さく感じる。

 アルミ合金のシルバーとシボ革調のラバーを組み合わせることでクラッシックな雰囲気と高級感をうまく出している。前面に大きく貼り付けたラバーは滑りを防止するためのもので、撮影時はもちろん、持って歩くときでも持ちやすかった。

 
▲ 本体前面にシボ革調のラバーを張って高級感を出している。
レンズカバーも内蔵されている
▲ 電源を入れたところ。
レンズの飛び出す量も5倍ズームとしては少なめなようだ

●1/1.8インチ700万画素CCDを搭載

撮像素子は1/1.8インチ700万画素CCD(総画素数741万画素)を搭載している。レンズは7.8ミリ~39ミリ(35ミリフィルム換算で37.5ミリ~187.5ミリ相当)の5倍光学ズームだ。レンズの明るさはF2.8~F4.6である。

撮影距離は通常撮影で60センチ(ズーム全域)から撮影できる。マクロモードはズーム全域で15~65センチ、スーパーマクロモードにすれば、ワイド端のみだが2センチまで接写できる。

カメラによってはマクロモードでも遠景撮影できるものもあるが、マクロモードの上限が65センチとなっているため、被写体まで60センチ前後の距離で撮影する際は、どのモードにすればよいか戸惑うことがある。通常撮影の最短撮影距離と、マクロ撮影時の最長撮影距離はもう少し重なっていてほしかった。

撮影画像は画像の横縦比が4:3と3:2から選択できる。4:3の場合は3056×2296ドットから640×480ドットまで6段階、3:2の場合は3056×2040ドットから640×424ドットまで6段階の記録サイズが選択できる。

これだけ豊富な記録解像度に加えて、JPEGファイルの圧縮率も3段階で設定可能だ。さらに4:3の上位2つの解像度ではTIFF形式での保存にも対応している。

●上位モデルながらシーンモードは豊富に用意されている

撮影モードは「プログラム」や「絞り優先」、「シャッター優先」、「マニュアル」のほか、シーンモードも用意されている。

シーンモードは「風景」、「ポートレート」、「セルフポートレート」、「夜景」、「夜景ポートレート」、「スポーツ」、「花」、「花火」、「サーフ&スノー」、「紅葉」、「夕景」、「料理」の12種類で、マニュアル操作が多くなりがちな高機能デジタルカメラにしては、多くのシーンモードを採用している。

このほか立体写真を撮るための「3D撮影」やパノラマ写真を作成する「パノラマアシスト」、フィルターを使ったような効果を得られる「デジタルフィルター」などがあり、撮影モードは非常に多い。

ドライブモードには露出やホワイトバランスを前後させて撮影する「オートブラケット」や一定時間おきに撮影を行う「インターバル」、1枚で複数回シャッターを切る「多重露出」などの機能も搭載されている。

 
▲本体上部にある撮影モードダイヤルは大きく使いやすい。
ダイヤルの中心がシャッターボタンである
▲シーンモードは12種類もあるので撮影モードダイヤルには入りきらないため、画面上で設定する。
ただ、アイコンとモード名が表示されるので分かりやすい

●パッシブAF併用式のオートフォーカス

オートフォーカスには、撮影用のCCDを測距センサーとして使用するコントラスト方式と、遠いところでも正確で測距時間の短いパッシブAFを組み合わせたハイブリッド方式を採用している。そのため、フォーカス合わせはコンパクトデジタルカメラとしては高速なほうだ。

測距点は11点あり、画面上で確認できる。画面の幅広い範囲をカバーしているのが液晶画面でも分かる。

 
▲レンズ上部の向かって左側にあるのがパッシブAFの測定部だ。
中央はファインダーで、右側はフラッシュ発光部である

●露出補正専用のレバーを装備

操作は分かりやすく、とても使いやすい。上部のダイヤルで撮影モードを選び、再生モードは背面に専用のボタンがある。そのほかのボタンも分かりやすくデジタルカメラを使ったことがある人であれば、それほど迷うことはないだろう。

ただ1つ、ほかのデジタルカメラと操作が異なるのが露出補正だ。露出補正は撮影モードダイヤルの外側にあるレバーを左右に動かすことで設定を行うようになっている。初めは迷うかもしれないが、一度使えばあとは感覚的に露出補正ができるようになる。非常に便利なので、ぜひともほかの機種でも採用してほしい機能だ。

 
▲背面のボタン類の配置はオーソドックスで分かりやすい。
再生モードへの移行は液晶右上のボタンを押す
▲モードダイヤルの「M」の手前にあるのが露出補正のレバーだ。
手を持ち変える必要もなく素早く露出補正ができる

液晶モニターは1.8インチと大きくはないが、フリーアングルタイプとなっている。13.4万画素で微反射型と呼ばれる太陽光下でも見やすいタイプだ。実際に日中使ってみたが、背面液晶が見にくいと感じることはなかった。

ただ、ややコントラストが高めに表示されるようだ。今回テストした機種固有のものかもしれないが、撮影してみると背面液晶モニターでは影の部分が黒く潰れ気味のように見える。実際にパソコンへ転送すると問題ないが、最初の撮影ではモニターに合わせてやや明るめに露出補正をしてしまうことがあった。

白とびや黒つぶれをモニター上で確認する機能があるので、黒く潰れることはないが、モニター上の画像とパソコン上での画像の違いを想定して撮影する必要があるかもしれない。

 
▲液晶モニターは1.8インチのフリーアングルタイプだ。
ローアングルや自分撮りなども簡単にできる
▲感度の設定や露出のステップなどはここで設定できる

●露出計としても使用できる

Optio 750Zは、反射光式の露出計としても使用できるように設計されている。

露出計が内蔵されていないクラッシックカメラなどを使う場合は露出計が別途必要となる。おおよその設定は、ほかのカメラに付いている露出計でも測定できるので、デジタルカメラを露出計代わりに使っている人もいるようだ。

Optio 750Zでは露出計として使えるようなモードが用意されている。ワイド端で測定すると受光角は約5度、テレ端で測光すると受光角は約1度となる。画面上の円を測定範囲として考えればよいので、すぐに分かるだろう。

できれば入射光式や、フラッシュ光も測定できるフラッシュメーターなどの機能もあるとよかったが、クラッシックカメラの露出計として使うなら反射光式だけでも十分だろう。

 
▲画面中央が測距部分だ。
この場合、シャッター速度が1/6秒で、絞りはF1.7が適正値ということだ

●フィルムカメラとの併用もよい

操作性もよく、本体もコンパクトなので幅広い撮影に対応できるのがOptio 750Zだと思う。さまざまな撮影モードを使った撮影を行う人に適しているだろう。

特にフィルムカメラに慣れている人は、これまでのテクニックをOptio 750Zでも利用できる。また、フィルムカメラの補助としても利用可能だ。露出計機能やフィルム撮影前にイメージをつかむためのポラ代わりとしてOptio 750Zは利用できるのも楽しいと思う。

 
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