波抑える曲面 「フレア護岸」姿現す

2007/02/09 大分合同新聞

拡幅工事に導入された「フレア護岸」。大きくえぐれた曲面が道路への波越えを防ぐ(別府市東別府地区)

別大国道の拡幅工事(6車線化)で、残っている「うみたまご」―東別府間(1.8キロ)の工事が進み、特殊な曲面で波を抑える新工法の「フレア護岸」が姿を現した。うみたまご地区(0.3キロ)と東別府地区(0.7キロ)は2007年度中に完成予定。難工事区間の高崎山地区(0.8キロ)は三月中に中央付近から工事に着手し、早期完成を目指す。

フレア護岸は、海側がC字形にえぐれた曲面で、波を抑えて海側にはね返す仕組み。コスト縮減が可能で、高崎山地区のように海中が急斜面で、護岸の前に消波ブロックを設置しにくい場所に対応できる。道路工事では全国で初導入という。

国土交通省大分河川国道事務所によると、東別府地区は今月半ばまでに拡幅工事が終わり、下り車線を拡幅部分に移して現道を改良する。うみたまご地区は今月中に護岸の設置が終わる見通し。

高崎山地区は山の急斜面が海底まで続く上に、地盤が軟弱なため、長さ20~30メートルの鋼管のくいを打ち込んで基礎部分を補強し、フレア護岸を設置する。最初に着工する約80メートルが完成した後、両方向に工事を進めて期間短縮を図る方針。

同事務所は高崎山地区の完成時期を示していないが、「中央部分が完成すれば、全体のめどが見える。着実に工事を進めたい」としている。

また、工事に伴う消波ブロックの撤去で異常気象時以外でも道路に波が入り、海側車線を通行規制する場合がある。同事務所は理解と協力を呼び掛けている。