春日陸橋通行止め 冷静に対応、スムーズ

2009/07/21 大分合同新聞

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春日陸橋の通行止めを知らせる看板の設置作業=21日午前0時

JR線高架化に伴う大分市の春日陸橋撤去工事初日の21日。未明の雷雨の影響も加わり、渋滞が予想されたが、迂回(うかい)路や周辺道路では目立った混乱はなかった。「夏休みに入ったため、通学の自転車や歩行者が減り、車が動きやすくなったことに加え、迂回路に車が分散したのでは」と県担当者。午前中の様子を追った。

【春日陸橋付近】
 午前0時前。陸橋南側を1台の乗用車が通過したのを見届けた工事関係者が「では通行止めにします」と言い、道路を遮断した。その後、車線の書き換え作業などに追われた。
 午前7時半ごろ、付近に住む女性(83)は「普段に比べると、信号待ちの車の列ができていない」。午前8時から陸橋そばの保育所は送迎のピーク。子どもを送りに来た女性(37)も「いつもより車が少ない」と話した。

【国道10号バイパス】
 午前6時半ごろ、田室町で接触事故が発生。市中心部に向かう車線が事故処理のため一時渋滞した。客待ちのタクシー運転手(58)は「午前8時前後は普段より車が多かった。椎迫や駄原方面から回ってきた車が増えたためではないか」。

【大分西高校周辺】
 陸橋近くの大分西高校周辺は、午前8時ごろ交通量がピーク。補習授業があった同校の登校時間とも重なったが、生石や王子中町方面からの車が少なく、対向の車が市営球場先交差点で田室町(市道東大道南春日町線)方面に右折しやすかったため流れはスムーズだった。同校2年の横手優基君(17)は「いつもより車が多いと思ったが、危険を感じることはなかった」。
 午前8時すぎ、市道東大道南春日町線と国道10号バイパスが接続する大道小南交差点では目立った渋滞はなし。しかし、大道陸橋下をくぐる市道末広・南春日町線は一時的に交通量が増えた。

【庄の原佐野線】
 迂回路となった庄の原佐野線は、午前7時ごろから市中心部に向かうマイカーが連なり始め、渋滞は午前8時すぎにピークを迎えた。
 日ごろから、賀来や由布市方面からの車両で混雑するだけに、春日陸橋に通じる椎迫橋先交差点には「別府方面は国道210号へ迂回してください」「大型車は左折禁止」といった看板が多数設置された。
 散歩で通り掛かった近くの男性(82)は「車の量は普段とあまり変わらない。思っていたより影響は小さいようだ」と感想。巡回中の県職員も「雨が降ったが、特に混雑はないようだ」と安心した様子。

【県大分駅周辺総合整備事務所の対応】
 県職員8人が午前7時ごろから、国道10号や県道など春日陸橋周辺の主要交差点を巡回し、渋滞の状況や通行違反者の有無などを確認した。
 山崎敏彦所長は「雨で車両の増加が懸念されたが、目立った渋滞もなくスムーズな滑り出しとなった。夏休み中に車両の流れを分析し、9月以降の児童、生徒の通学に影響が出ないようにしたい」としている。

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